松本零士さんは、2023年2月13日に急性心不全のため東京都内の病院で死去したことが20日に東映により発表されました。享年85歳でした。
「ヤマト」とそれに続く「銀河鉄道999」はシリーズ化され、宇宙をテーマにした「松本アニメ」は1970年～1980年にかけて社会的ブームとなっていました。
松本零士さんは長きにわたり日本のアニメ界を牽引してきましたが、家族構成はどうなっているのでしょうか。というのも著者が亡くなった後の著作権、ひいては財産を引き継ぐ人がいるのかなと気になったからです。
今回は妻や子供などの家族構成をリサーチしていきます。
松本零士の妻や子供は？
松本零士さんは妻がいて職業は同じく漫画家の牧美也子さんです。
牧美也子さんも1960年代から活躍する少女漫画家です。松本さんより3歳年上の奥さんで、美也子さんと松本さんは松本零士さんが高校時代にアシスタントをして親交の深かった手塚治虫先生の自宅で出会ったそうです。
1962年に松本零士さんが24歳、妻美也子さんが27歳の時に結婚しています。以降は売れっ子漫画家夫婦として切磋琢磨しながら仕事をしつつ、仲睦まじい姿も見せていたそうですよ。
牧美也子さんと松本零士さんの共作も多く、「わたしのエル」「心よ海をゆけ」「銀のきのこ」などが挙げられます。
ともに売れっ子で多忙だったと思いますが、お子さんもいたようです。2人の間には娘さんがいることがわかりました。
長女は松本零士さんの所属会社である零時社の代表取締役を勤めている松本摩紀子さんです。年齢は両親の年齢からみて50歳代ぐらいではないでしょうか。
摩紀子さんは公私にわたって両親を支えてきたのでしょうね。これからも母の美也子さんに献身的に寄り添っていくものと思われます。
この長女の方以外に子供がいるという情報は得られませんでした。詳細が分かったら追記していきます。
松本零士の経歴やプロフィールは
松本零士さんは2023年2月13日に亡くなっていたことが東映より発表されました。すでに1週間前には故人となっていたのですね。
すでに告別式や葬式は近親者のみで執り行っているということです。
ここで松本零士さんの経歴を見てみましょう。
松本零士（まつもとれいじ）
- 本名：松本晟（まつもとあきら）
- 生年月日：1938年1月25日
- 出身地：福岡県久留米市
- 住まい：東京都練馬区
- 血液型：B型
- デビュー：1954年
松本零士さんは多くの名作を生み出してきた方。代表作は「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」など多数の作品があります。
漫画家を志したのは手塚治虫さんの漫画を読んで触発されたとのこと。小学生時代から友達と同人グループ「九州漫画研究会」というグループを作って活動していました。
努力を重ね、ついに高校1年生で雑誌に投稿した作品が掲載されてデビューし高校卒業後に上京しています。初期の頃は少女誌で連載をしていたというから意外ですね。
その後は順調にキャリアを重ねていきました。
1972年 「講談社出版文化賞」を受賞
1974年 「宇宙戦艦ヤマト」連載開始し、テレビアニメ版の制作にも携わる
1977年 宇宙戦艦ヤマトの劇場版アニメが公開され、社会現象になる。銀河鉄道999が連載開始し大ヒット。
1982年 宇宙開発事業など様々な団体の役職に就任
2006年 宝塚造形芸術大学のメディコンテンツ学部教授に就任
2015年 妻牧美也子と初のコラボ「松本零士×牧美也子 夫婦コラボ展」
2019年 訪問先のイタリア・トリノで体調を崩し、現地の病院に緊急搬送。命に別状はなかった。
2019年の海外での緊急搬送時は体調を心配する声も多かったですが、その後は回復して変わらず活動を続けていたようです。
まとめ｜松本零士には相続権のある妻と長女がいる
今回は訃報が届いた宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などの作者である松本零士さんとその家族について調べてきました。
同業者の奥様と松本零士さんの所属会社を手伝っている娘さんがいるとのこと。
故人の残した作品を巡って後々、著作権のことが問題になることもありますよね。そんな問題も奥様と娘さんがいればしっかり相続することになるのではないでしょうか。
仕事もプライベートも協力しながらやってきた奥様はもちろん、娘さんも悲しみにくれているでしょうね。さらに突然の訃報に多くのファンが涙したと思います。松本零士さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
