生存者はいる?知床観光船カズワンの事故で乗客の生存条件とは

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2022年4月23日、北海道知床沖で観光遊覧船【KAZU1(カズワン)】が行方不明になる海難事故が発生しました。

25日現在、捜索が続けられていますが船自体も生存者も発見には至っていません。

そこで今回は


・知床観光船カズワンの乗員、乗客に生存者は?
・知床観光船カズワンの行方は?

上記についてリサーチします。

知床観光船カズワンのまだ見つかってない人の生存の可能性

知床観光船カズワンの乗員・乗客で現在のところ生存者はいません。

もし生存しているとしたらどんな条件なら可能になるでしょうか。春先の知床はまだ寒く、事故当日の海水温度は2~3度だったと予想されています。

2度から3度の冷水の中で、人の推定生存時間は普段着で1時間弱、防寒着を着ていても1時間強です。救命胴衣の着用は保温には何ら寄与しないので、着用によって生存時間が延びることはありません。

 水温の上昇とともに推定生存時間は延びます。水温が17度を超えていくと救助が来るまでの間、生存することが可能だと言えます。知床岬の東の海上ではそのような水温の出現はほんの数日間に限られるでしょう。

引用 ヤフーニュース

水温が17度以上で数日間の生存が可能ということです。今回の水温は約2度と救命胴衣を着用していても生存時間が伸びることはないとのことなので、状況が厳しいことに変わりはありません

船自体が海の底に沈んでしまっていることが確認されましたが、船内に人が取り残されているという情報はありません。

科学的根拠からいうと未発見の人々の生存は難しいかもしれませんが、自力でどこかの沖にたどりついていてほしい。生存している可能性はゼロではないです。

追記/4月28日、新たに男性3人が発見されましたが、いずれも死亡が確認されました。残り12人の行方は捜査中です。

亡くなった方14名は氏名が発表されています。

氏名年齢住まい
小池駿介さん28福島県会津若松市
橳島優さん34千葉県松戸市
加藤直幹さん35東京都葛飾区
加藤七菜子ちゃん 3東京都葛飾区
竹川有哉さん33兵庫県小野市
瀬川由美さん兵庫県小野市
竹川好信さん66兵庫県小野市
竹川生子さん兵庫県小野市
河口洋介さん40香川県丸亀市
10伊藤嘉通さん51福岡県筑後市
11林善也さん70佐賀県有田町
12岩永健介さん74佐賀県有田町
13鈴木智也さん22北海道北見市
14米田美佳さん43大阪府大阪市

ほとんどが道外から来た観光客のようですね。
せっかくいい思い出にしたかったでしょうに、このような結果になって本当に残念です。

知床観光船KAZU1が消息を経ってからの時系列は?

2022年4月23日(土)の13時過ぎに船が傾いていると船長から救助要請があった知床観光船KAZU1

乗客、乗員26人を乗せたまま船が行方不明になってからの時系列は次の通りです。

4月23日

  •  午前10時 ウトロ港を出港
  •  午後1時13分「沈みかけている」と運行会社に無線連絡
  •  午後1時18分「船首が浸水している」「エンジンが使えない」とカシュニの滝付近から救助要  請
  •  午後2時頃「船体が30度傾いている」その後消息を絶つ
  •  午後4時半頃 海上保安庁航空機などが続々と現場到着

4月24日

  •  午前5時5分 北海道警察の航空機が「知床岬」先端で3人を発見 意識不明
  •  午前    大人7人を発見
  •  昼過ぎ   救命用の浮輪と浮器が発見された
  •  午後    10人の死亡を発表 
  •  夕方    海上保安庁、事実上「沈没した」との見方   ※海上保安庁が船長の名前は「豊田徳幸」さん(54歳)、甲板員は「曽山 聖(あきら)」さん(27歳)と発表。

4月25日

  •  午前5時  子供1人を発見
  •  午前   子供の死亡を発表
  •  午後   捜索続く

行方不明26人のうち、11人の死亡が確認されました。追記/4月28日、新たに男性3人が発見されましたが、いずれも死亡が確認されました。

残りの12人は潮に流されて遠くへ行ってしまったのでしょうか。とても心配です。

まとめ|知床観光船カズワンの生存者がいる可能性を信じたい

4月23日(土)に消息を絶った知床観光船カズワン。25日現在、乗員、乗客26人中子供1人を含む11人が救助され全員の死亡が確認されました追記/28日、新たに男性3人が発見されいずれも死亡が確認されました。残り12人の行方は現在も捜索中です。

水温約2度だったとのことで海水で体温が急速に奪われていったと考えられています。

まだ行方がわかっていない人たちの安否が気になります。現実的には厳しいと考えられますが、現在も救助活動が続けられています

可能性があるかぎり希望を捨てずに生存者の発見を願いたいと思います。

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