第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の開催が近づいてきました。侍ジャパンのメンバーも徐々に発表されてきて話題になっていますね。
中でも、初の日系メジャーリーガーとして侍ジャパンに参加することが内定している【ラーズ・ヌートバー】(カージナルズ)は何者?と注目されています。
そこで今回はヌートバー選手の出場資格の有無やどんな家族なのかなどをリサーチしてみました。
ヌートバーには日本代表の出場資格がある?
ラーズ・ヌートバーはカリフォルニア州生まれで国籍もアメリカでアメリカ人なのですが「WBC代表の出場要件」を満たしているため、日本代表として侍JAPANの一員になることができます。
WBC出場資格には以下の5点があります。
①当該国の国籍を有する
②当該国の永住資格を有する
③当該国で出生した
④本人の親のどちらかが当該国の国籍を有する
⑤本人の親のどちらかが当該国で出生した
ヌートバー選手は母親が日本人なので④⑤に該当します。なので日本代表として出場資格を持っています。
ヌートバーは日本語を話せる?
侍ジャパンはチームワークが重要となるので外国人選手と日本人選手がうまくコミュニケーションをとることができるかどうかというのは鍵になります。
しかしヌートバー選手は日本語を流暢に話すことはできないため、大谷翔平選手の通訳・水原一平さんがサポートするのではと言われています。
いずれにせよ、通訳の方が首脳陣と選手間のコミュニケーションをとるのはNPBの試合でも日常的に見られる光景なので特別問題はないのではないでしょうか。
ヌートバーのプロフィールは?
ここでラーズ・ヌートバー選手のプロフィールを確認しましょう。
★生年月日 1997年9月8日(2023年1月現在25歳)
★出身地 米カリフォルニア州出身
★ミドルネーム テイラー・タツジ
★身長・体重 190㎝、95㎏
★投打 右投げ・左打ち
★家族 父(チャーリー・ヌートバー)・母(クミ・エノキダ・ヌートバー)
兄(ナイジェル・ヌートバー)・姉(ニコール・ヌートバー」
★球歴 南カリフォルニア大からMLBドラフト8巡目で2018年にカージナルス入団。21年にメジャーデビュー。通算166試合に出場し打率・231、19本塁打、55打点。
★才能 高校時代はアメリカンフットボールもプレーし、野球では遊撃を守った。外野は全ポジションをこなす。今季のブレークが期待され、将来のスター候補として紹介する米メディアもあり。
2021年6月にメジャーに昇格し、メジャー通算では166試合で399打数92安打、19本塁打、55打点6盗塁、OPS・775。パワーあふれる打撃で昨年12月の練習では打球速度109・2マイル(約176キロ)を出すなど、23年はブレーク候補と見られている。走攻守バランスの取れた選手で、2年目の昨年は14ホームランと長打力も出てきたカージナルス期待の選手。
ヌートバー選手は生まれも育ちもアメリカですが、母親の影響で日本の文化に触れながら成長した可能性は十分考えられますよね。もしかしたら日本語もカタコトなら理解できるのかもしれません。
アメリカ人のと父と日本人の母の血を引いたヌートバー選手は、いずれにせよ侍ジャパンの強力な戦力となってくれるに違いありません。
ヌートバーの守備位置は?
ヌートバーはカージナルスでは主にライトを守っています。今回、日本チームに選出された時点ではメジャーリーグのカブスの鈴木誠也選手がライトを守る可能性が高いと言われていました。
しかし、2月末に鈴木誠也選手は脇腹の張りを訴えてWBCを辞退することになりました。だとすればヌートバー選手は本職のライトを守ることになりそうです。
打つ方の楽しみだけでなく、鉄壁の外野守備も見せてほしいですね!
まとめ|ヌートバーは日本語は話せなくても戦力になれる可能性十分
日本代表の資格を持つヌートバー選手。侍ジャパンに新たな風を起こしてくれそう。おそらく守備は外野でライト。チームの打線に厚みもできるのではないかと期待できます。栗山監督の手腕の見せどころと言えるでしょう。
アメリカ生まれアメリカ育ちのメジャーリーガーが日本代表になるというのも日本球界新たな試み。 すごく新鮮な侍ジャパンになるのではないでしょうか。
家族も絵に描いたようなHAPPYな雰囲気です。きっと一家そろって日本の応援をしてくれるのではないでしょうか。大舞台での活躍が楽しみです!