毎年、ゴールデンウィークの時期になると、日本ではみずがめ座η(エータ)流星群を見ることができます。
速度が速いのが特徴の流星群です。ロマンチックに願い事を考えながら春の夜空を眺めてみませんか?
そこで今回は方角やピークの時間など、2022年のみずがめ座η流星群についてリサーチしました。
みずがめ座η流星群2022年はいつ?方角やピークの時間は?
みずがめ座η流星群は、2022年は5月6日と7日未明に見られそうです。
日本ではあまり聞き慣れない流星群ですが、南半球では出現する流星の数が1時間で50個を超えることもある大規模な流星群です。
残念ながら北半球の日本では大きな期待はできないですが、出現する期間が長いこともあり存分に楽しむことができます。
みずがめ座η流星群が多く見られる期間
2022年、みずがめ座η流星群がよく見られるのは5月6日と7日の未明(1時前後)です。
前述した通り、北半球にある日本では一度にたくさんの流星が流れる瞬間を見るのは難しいものの、出現期間が長いため、何気なく空を見上げたら流れ星が流れていたという光景を偶然目にすることができるチャンスは多いと言えるでしょう。
観察に適した時間帯は?
2022年のみずがめ座η流星群は、5月6日の午後5時ごろに極大を迎え、見頃は5月6日と7日の未明から明け方になりそうです。
国立天文台によると1時間に5~10個程度の流星を観ることができるかもしれないとのこと。月の条件は良いでしょう。
観察に適した方角
みずがめ座は南東にあり、放射点の高度が低いです。東寄りの下にあるため、東の空を見ると見つけやすいと言えます。
流星群の場合は星座と異なり全天を流れるため、公園など広い範囲を見渡せる場所があればベターでしょう。
観察に適した場所
やはりオーストラリアやニュージーランド、南米などの南半球が適した場所ですが行ける人ばかりではないですよね。
となると身近でできるだけ明かりの少ないところが良いでしょう。
照明設備の無いグラウンドや公園、安全な河川敷など広くて明かりが無い場所がオススメです。
見える流星の数
日本で見えるみずがめ座η流星群の数は、1時間で5~10個ほどと言われています。
ただし規則的に流れるわけではなく、2~3個続いたかと思ったら、20分くらい何も見えないなど不規則に流れるので余裕を持って眺めましょう。
●観察の際の注意点
春先ではありますが深夜はまだ冷えます。観測に出かけるときは防寒対策をしましょう、
特に都心部から離れた場所に出かける時は思っている以上に寒い場合があるので注意しましょう。
みずがめ座η流星群というのは何?
みずがめ座η流星群とは、みずがめ座のη星の近くに放射点がある流星群のことを言います。
流星自体は平行に流れているのですが、地上から空を見上げた時、半球に見える空の一点から
放射状に流れて見える場所を放射点と言い、流星群の名前はこの放射点に近い星座から名付けられるため、みずがめ座η流星群と呼ばれています。
なお、みずがめ座と名がつく流星群はみずがめ座η流星群だけではなく、7~8月に出現するみずがめ座δ(デルタ)流星群もあります。
さらに、みずがめ座η流星群の母彗星は、日本でも有名なハレー彗星です。
母彗星は流星の源となるもので、みずがめ座η流星群の場合ハレー彗星が太陽へと回帰する際に飛び散った塵が地球大気に侵入して流星となって出現します。
みずがめ座η流星群を観察するときのポイント
今回のみずがめ座η流星群のように、ピークが夕方にきてしまうと周囲がまだ明るいため流星を見つけることはかなり難しくなってしまいます。
そのため、ピークではなく流星が見つけやすい夜間の時間帯に標準を変えることも必要です。
ピークは外してしまうものの、空が暗い状態の方が天体観測はしやすいので状況に応じて対応しましょう。
流星と聞くと、パッと現れてパッと消えていくイメージがあると思いますが、みずがめ座η流星群はロングエコーと言って、発光が比較的長く尾を引っ張っているようになるため、長く観測を楽しむことができます。
観察はマナーを守って!
普段は見ることのできない流星群を観察することは、ワクワクするイベント。心が踊る人もいるかもしれません。でも観察するのは多くの人が寝静まった夜間です。大声を上げて周囲が迷惑するような行動は禁物ですよ。
観察しやすい場所を求めてどこにでも入っていくこともいけません!人のいない夜間とはいえ、マナーはしっかり守りましょう。
観察は安全第一を心がけて
流星群は周りを見渡せる広い場所で行うのがベスト。でも暗闇の慣れない場所を歩くのはとても危険です。足元には十分気を付けましょう。
明かりの無い場所では懐中電灯も必需品です。春先とはいえ朝晩はまだ寒いのでしっかり防寒対策をしておきましょう。
まとめ|みずがめ座η流星群は5月6日と7日未明が見頃
5月6日と7日未明(深夜1時頃)に見頃が訪れます。
深夜ですが場所や状況を鑑みてぜひ空を眺めてみずがめ座η流星群を探してみてはいかがでしょうか。