2022年7月17日(日) 東京都内で、男女混合5人制の手打ち野球「ベースボール・ファイブ(B5)」決勝グラウンドで、タレントの稲村亜美さんがメンバーとなっている東京ヴェルディ・バンバータが優勝し8月に行われるアジアカップに日本代表として出場することが決まりました。
追記/7月19日「東京ヴェルディ・バンバータ」の代表権が取り消されました。その理由として全日本野球協会(BFJ)はこの日、アジア杯の参加規約にある「新型コロナウイルスのワクチン接種」においてチーム内で期日までに満たしていないためと報道されています。
そこで稲村亜美さんの野球歴や「ベースボール・ファイブ」ってどんなスポーツ?、なぜ代表取り消しになったの?といった点をリサーチしていきます。
稲村亜美の野球歴は?
稲村亜美さんは小学校1年生から中学3年までの9年間、野球をやっていたそうです。
お兄さんの影響もあり小学生の時は軟式野球をやっていてキャプテンを務め、中学生になると江東区内の硬式のシニアチームでプレーしていたとか。
ポジションは一塁と投手だったそうですよ。
メンバー内で女子1人は寂しかったそうですが、稲村亜美さんはそのような中でも引退までプレーをし続けました。
練習メニューでは毎日10kmを走るなど男子と同じ練習メニューをこなし、トレーニングをして体力をつけました。大変な努力だったのでしょうね。
シニアリーグのチームはしっかりした指導者の手で質の高い練習をすると言われています。そんな環境で女子1人という中で厳しい練習についていくのは本当に凄いと思います。
きっと一生懸命に野球に取り組んでいたのでしょうね。けれど「女子は甲子園に行けない」ということを知り、男女の体力差も感じていて高校野球はあきらめました。
プロ野球の始球式で見せる強肩ぶりも力強い神スイングも、野球の基礎ができているこうした経験あってのものだったのですね。
稲村亜美がプレーする「ベースボール・ファイブ」とは?
ベースボール5(Baseball5)は、野球(ストリートベースボール)を原型として考案されたスポーツ。2018年に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)によって考案された。WBSCからは、野球・ソフトボールに次ぐ第3の競技として認定されている。ゴムボールさえあればどこでもプレーできるのが特徴で、フィールドも野球・ソフトボールと比べてコンパクト化されている。男女混合でプレーすることが想定されルールが作られている。
引用 ウィキペディア
基本的なルールは野球・ソフトボールと同じですが、若い人を対象としたスピーディでダイナミックなスポーツで、ゴムボール1つさえあればどこでも楽しむことができます。この手軽さから世界70カ国以上でプレーされています。
試合は1チーム5人制(公式国際大会では男女混合)控え3人で行われます。元々はキューバの街中にて遊ばれていた、クアトロ・エスキーナス(4つの角という意味)という手打ち野球が原点。
アフリカなど野球の設備や道具が不足している地域でも野球・ソフトボールというダイヤモンドスポーツとコンセプトを理解してもらうための普及活動としてプレーされてきました。
近年、新たなアーバンスポーツとしての価値が加わり急速に世界へ普及され広がり続けています。
ルールはどうなってるの?
試合はホームが後攻、ビジターが先行、スリーアウトでチェンジ。5回制。
ピッチャーはおらず、一塁、二塁、三塁、遊撃手、ミッドフィルダーの5人が守備にまわります。
グラブはなく素手で守ります。フェアゾーン内であればシフトを変えるのは可能。
そのほかは野球同様でノーバウンドでの打球キャッチやフォースアウトや塁から離れた走者へのタッチで打者や走者がアウトに。
打者が自分でテニスボール大の球を自身で打ち進塁を狙い得点する競技です。
ボールさえあればOK! 男女誰でも楽しめる気軽さがいいですね。
稲村亜美が所属する「東京ヴェルディ・バンバータ」とは?
東京ヴェルディ・バンバータは2008年設立のアマチュア野球クラブです。
そして2022年7月にベースボール・ファイブのチームを設立しました。稲村亜美さんはオファーを受けメンバー入り。
ほかにも元ソフトボール日本代表の長崎望未選手や、バレーボール選手の柳川大知選手、巧みな守備が魅力の本池太一選手、50m走5.9秒の俊足、斎藤卓拓選手らが加入しました。
野球好きな稲村亜美さんが、実際にプレーできる場ができたとことで楽しみが増えましたね。
彼らは「第1回WBSC-ASIA Baseball 5 アジアカップ」日本代表決定戦に出場し8チームでの戦いを制して優勝! 創立して間もないチームが快挙を果たしました。
2022年8月にはマレーシアのクアラルンプールで開催される「第1回 WBSC-ASIA Baseball5 アジアカップ」に出場します。
稲村亜美所属の東京ヴェルディ・バンバータが日本代表取り消しになった理由は?
全日本野球協会(BFJ)と日本ソフトボール協会(JSA)による「Baseball5 JAPAN」は19日、日本代表派遣チームの変更を発表した。
手打ち式野球とも呼べる新たなダイヤモンド型スポーツ「ベースボール5」の日本代表決定戦が17日、都内で行われ、優勝した東京ヴェルディ・バンバータが8月にマレーシアで行われる第1回アジアカップに日本代表として出場することが決まった。
引用 日刊スポーツ
ところが、同チームの派遣手続きの段階で、アジアカップの参加規約にある「コロナワクチン接種」(チーム全員がマレーシア入国15日前までに3回接種済みであること)を期日までに満たすことができない選手がいることが判明した。
これによると選出メンバーのいずれかがコロナワクチン3回目接種済みに該当していないとのことです。
今更ですが国内予選の段階で国際大会のルールを確認して開催すべきだったのではないでしょうか。
この規約を把握していれば大会までに規約を満たせる接種済みの代役は探せたと思います。もし規約を満たさないのが一人程度なら代役で出場できる選手を立てればよかったのでは?
いすれにしても稲村亜美さんはアジアカップに出場することができなくなってしまいました。事前の協会のチェックが甘かったと言わざるを得ません。かわいそうですね。
まとめ|稲村亜美は野球歴あり!ベースボール・ファイブの日本代表取り消しに
稲村亜美さんは小学校から中学校まで野球歴があり、その経歴が買われて東京ヴェルディ・バンバータに加入。ベースボール・ファイブのアジアカップへの挑戦権をかけての戦いに勝利し8月に日本代表として出場することが決まりました。
追記/7月19日「東京ヴェルディ・バンバータ」の代表権が取り消されました。
今回、代表権がなくなったのは残念ですが稲村亜美さんらが躍進すれば野球より気軽にできるスポーツでもありますし、ベースボール・ファイブ人気に火が点くかもしれませんね。注目しましょう!