北海道日本ハムファイターズの新監督に新庄剛志さん(49)、GM(ゼネラルマネージャー)に稲葉篤紀さん(49)の就任が濃厚と話題になっています。
2人は2006年日本一になった時のチームメイトで鉄壁の外野を担っていました。レフトを守っていた森本稀哲さん(40)もコーチとして招集されるのか?など、来年の日ハムの首脳陣を予想してみます。
新庄さんは北海道日本ハムファイターズで3年間プレーしたスター選手
新庄さんの現役時代はイケメンでカッコよくド派手なパフォーマンスが話題
華々しい姿で知られていた新庄さんですが、選手が帰った後に球場内でトレーニングや練習をしていたとの証言もあり人一倍の努力家だったことが知られています。
1990年に阪神に入団して野村監督の元で伸び伸びとプレイし、2001年からは夢だったメジャーリーグでも活躍しました。
そして2004年オフに日本に帰国しようと考えた時、一番最初に声をかけてくれたのが北海道日本ハムファイターズで入団を決めたそうです。
当時の日ハムは北海道に移転したばかりで地域に根ざしたチームにはなっていませんでした。
他球団にはない柔軟な発想での新しいチーム作りに取り掛かっていた状況もあって、自由奔放で明るく実力、経験のある新庄さんを獲得したものと思われます。
札幌ドームで行われた新庄さんの入団会見を見て、「本当に新庄が北海道に来るんだ!」と実感した道民は多いことでしょう。
昨年のトライアウトにも挑戦したハンパない野球魂の持ち主
バリ島に住んでいた新庄さんは2019年11月に翌年12月の12球団合同トライアウトに挑戦すると公言。ものすごい本気でトレーニングを始めました。
現役を引退して10年以上経った元プロ野球選手が新たにプロ野球チームでプレイした実績はないにも関わらずの挑戦でした。
結果は残念ながらどの球団からも声がかかりませんでしたが、そのひたむきな姿に感動したくさんのファンが声援を送りました。
新庄、稲葉、森本の鉄壁の外野陣は圧巻だった
2006年三井ゴールデン・グラブ賞を3人で受賞
センター新庄、ライト稲葉、レフト森本の日ハム外野陣は最強でした。全員守備範囲が広くて肩が強くてエラーもしない完璧なメンバー。
他チームには驚異だったことでしょう(今年の日ハムの守備からは想像もできません…)。
そんな3人が試合途中に外野の一角で楽しそうに集まっていたのが印象的です。
単なるパフォーマンスではなくストレッチを兼ねてやっていたそうですよ。戦術だけでなく、試合が終わったら何食べる?など楽しいトークもしていたようです。
稀哲さんは解説者や講演などで活躍中。コーチに招集されるか気になる
新庄さんが監督、稲葉さんがGMとなると、稀哲さんも外野守備走塁コーチなどで招集されるのはないか?との声が上がっています。稀哲さんはゴールデングローブ賞を3回受賞、 俊足で1番打者として定着していました。そして新庄さんから背番号1を引き継いだ男でもあります。
ほかにも侍JAPANの稲葉監督の下でピッチングコーチだった建山義紀さん(46)や、現在日ハムの一軍野手総合コーチの金子誠さん(46)も2006年の日本一のメンバーであり、入閣の可能性が大きいと言われています。
そして気になるのが2006年の日本一だった時のヒルマン監督です。先日、マーリンズのコートを辞任したことが伝えられています。もし日ハムに再入閣となったら「シンジラレナーイ」気分です。
新庄監督と稲葉GMの強力タッグで最下位に沈んだチームを再建してほしい
メジャー移籍に寛容なチームの戦力ダウンを怠ったツケが回ってきた
日ハムは日本球界一メジャー移籍を容認する球団と言えるでしょう。これまでにもダルビッシュ投手や大谷選手、有原選手など優秀な選手を次々と送り出してきました。
選手の意志を尊重する理解のある球団であることは確かです。けれど弱くなった戦力補充を十分にできていない現実も。
今シーズン2021年は外国人野手の活躍もほぼ期待できず、4番だった中田選手をトレードで読売へ放出しています。結果、打力ダウンが大きく響いて最下位に甘んじています。
これは栗山英樹監督(60)の10年に渡る長期政権の産物とも言われています。
しかし、日ハムの監督には戦力補強の決定権がほどんどないそうでGMはじめ球団幹部がチーム編成をしているのが実情。
その失敗が如実に出たシーズンと言えるでしょう。吉村浩GMの責任は大きいとの声が上がっています。
監督、GM、コーチ陣の発表が待ち遠しい!新しい強いチームが見たい
来年はGMの席に稲葉さんが座ることになるのでしょう。しっかりとチーム力を把握し、新庄監督や各コーチと連携をとりながら選手をノビノビと活躍させて優勝争いできるチームにしてほしいのがファンの願いです。
2023年の新球場オープン時には、たくさんのファンが北広島市へと足を運び楽しく応援する姿を実現してほしいですね!