台風16号「ミンドゥル」がフィリピンの東海上を西北西に進んでいます。週明け27日(月)には猛烈な勢力の台風に発達するとの予想も。日本にはいつどの地域に上陸するか心配です。該当エリアに住む人たちはしっかりと災害に備えるのはもちろん、この台風による飛行機や電車への影響も知っておきましょう。
九州、四国、近畿、東海地方などで30日(木)の風速は約57メートルに!
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米軍合同台風警報センター(JTWC)によると、30日午前9時時点で九州や四国、近畿、東海地方などの太平洋側が強風域に入ることが予想されています。
中心付近の風速は、26日に約49メートル、27日に約59メートル、28日に約67メートル、29日に約64メートル、30日に約57メートルにまで達するとか。上陸が予想されるエリアに住む人は台風への備えが必要です。また、旅行や出張などの予定がある人は交通機関もチェックしておきたいですね。
各航空会社や新幹線の運行状況はどうなっているの?
飛行機や電車に乗る予定のある人は運行状況が気になりますよね。いずれも状況は刻々と変わっていくと思われます。運行状況を随時チェックしてみてください。
JAL https://www.ana.co.jp/fs/dom/jp/
ANA https://www.ana.co.jp/fs/dom/jp/
SKY MARK https://www.res.skymark.co.jp/mercury/fis/flight_announce_i18n?select_day=0&language=ja
PEACH https://www.flypeach.com/lm/flightstatus
AIR DO https://www.airdo.jp/flight-status/
FDA https://www.fujidream.co.jp/flight_info/
JR東日本 https://traininfo.jreast.co.jp/train_info/
JR西日本 https://trafficinfo.westjr.co.jp/sp/list.html
台風名はなじみのあるアジアに由来する名前をつけて防災意識を高める目的が
今回の台風16号は「ミンドゥル」と名付けられ、これは朝鮮語で「タンポポ」を意味します。台風が発生した際、番号と名前がつけられますが、もともとはハリケーンの発生が多く女性名をつけることが慣例となっているアメリカ名がつけられていたそうです。
しかし、北西太平洋や南シナ海で発生した台風防災に関する各国の政府間組織として位置づけられている「台風委員会」が、この領域内に発生する台風に共通のアジア名をつけるとことを2000年から統一しました。
この委員会には日本を含む14ヶ国などが加盟。アジア各国や地域の連帯や、相互理解を推進することを目的としており、台風にアジアに馴染みのある名前をつけて人々の防災意識を高める目的があるそうです。
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1946年から1952年までの6年間はアメリカの占領下に置かれており、アメリカが台風に名前をつけていたためそのまま台風に名前をつける文化が残った
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カスリーン(1947年)アイオン(1948年)キティ(1949年)ジェーン(1950年)ルース(1951年)が台風の正式名称として残っている
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「台風委員会」は2000年から、発生する台風に共通のアジア名をつけることで統一した
(出典:気象庁「台風の番号とアジア名の付け方」)
(出典:国土交通省「台風の名前は外国人女性!?」)
身の安全を守るのが最重要!交通機関の情報はしっかり確認を
台風が来たら外出を控えるのはもちろん、事前に数日間の飲食物は購入しておきたいですね。まずはしっかり自分の身を守ることが大切なのは言う間でもありません。旅行や出張も中止したほうがいい場合もあるかもしれません。常に最新情報を収集して冷静で責任のある行動をしたいですね。