新庄監督を擁する日ハム球団の組織と権限はどうなっているの?
GMはチームのフロントとして戦力を整え、監督は現場をまとめるのが仕事
球団によって組織構成には違いがあります。日ハムはGMを筆頭とするフロントが首脳陣や選手の配置などチーム編成を決め、監督はその戦力を駆使して戦う球団です。 ドラフトやトレードを決めるのも基本的にはフロント主導で監督には権限がないと言われています(読売巨人軍のように監督に全権があるチームもあり)。 今シーズンまで吉村浩氏(57)がGMと統括本部長を兼任していました。来シーズンからGMは稲葉氏、吉村氏は統括本部長専任となります。稲葉GMは戦力を整備して方向性を決め、吉村氏はチーム戦略以外の実務を担当するものと思われます。稲葉GMと吉村氏はどちらに権限があるの?
日ハム、監督候補とされていた稲葉氏がGM就任の報道あるんだけど、とすると、ガチで新庄監督なの?
— うっかりREDワカメ (@3030030ka) October 25, 2021
でも、ハムってフロント主導で監督に権限ないけど、新庄氏ってフロントがコントロール出来るの?
実現したら楽しみしかないなぁ…
こうした心配の声も多かったのですが、新庄監督は就任会見で吉村氏について次のように発言しました。忘れてはいけないのは元GM(ゴミ) 吉村は本部長になって結局裏で権限を握ってるということ。
— さか (@arayukoke) October 26, 2021
こいつはまじで面出さないで裏でせこいことしてる
稲葉がある程度権限欲しいって以前から言ってたところに期待するしかないな
新庄も操られないことを祈る#lovefighters
どうやら新庄監督は吉村本部長のことを信頼しているようです。1学年下の稲葉GMを「あっちゃん」と呼んでいることからも監督、GM、本部長の間には信頼関係は築けていることが伺えます。稲葉GMが新庄監督の要望を汲み取り、コーチを含めチーム編成全体を担当するのが基本線で、困ったことがあれば吉村本部長に相談しながら決めていくのではないでしょうか。
新庄監督が現場でやりやすいようフロントと協力できる体制作りが鍵
空いたポストの新たなコーチ陣の面々が気になる
新たなコーチ陣はどんな面々になるのでしょう。既に打撃コーチの高橋信二氏、ヘッドコーチ兼打撃コーチの小笠原道大氏、投手コーチの厚澤和幸氏ら退団が決まったコーチがいるのでそのポストが空くのは確実。 一部報道では一軍バッテリーコーチに山田勝彦氏(元阪神コーチ)、内野・守備走塁コーチに日ハムOBの稲田直人氏が就任ではと出ています。主要なポストの人事は急ピッチで進められているものと思われます。組織全体が責任を全うし選手が活躍できれば強いチームになりそう
稲葉GM主導のチーム編成によって与えられた戦力を新庄監督がいかにうまく動かしていけるか。現場での力量が問われます。就任会見では「優勝なんて一切目指しません」と言い切り、1日1日の地味な練習の積み重ねが勝ちを作っていくと言っていました。優勝はその先に自ずと見えてくるもの。 一見派手な監督ですが「夢は大きく根は太く」と自身のスローガンを語っていました。フロント、現場が協力して責任を果たし選手が力を出せる環境が作れれば結果として強いチームになることでしょう。新庄監督最高すぎる笑 pic.twitter.com/54bPz7SbEG
— めるしー#ヌッマ推し (@yaginokintama) November 4, 2021